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同窓会 SN

第95章 決意7 和也


7-5

金曜日。
今日もきっと翔は遅くまで残業するんだろうな


俺が自分の仕事をしたって、それで翔が楽になるわけじゃないけど
なんだかさっさと帰る気にはなれずに 俺も残って仕事を片付ける。


21時も過ぎて帰るとき、フロアーの突き当りの部屋からは まだあかりが漏れていた。


・・・何時までやっていくんだろう・・・
俺も何か手伝えたらいいのに・・・



ため息をついてから、一人帰る途中で
ふと 体の内側から、何かに突き動かされるように、
俺は実家に向かう総武線に乗り換えた。


週末・・・ただ翔が会いに来てくれるのを待つだけじゃ 今までと何も変わりない。


仕事を手伝えないなら
俺は俺に出来ることをしよう



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