同窓会 SN
第96章 決意8 翔
8-1
俺達を恐喝してきたヤツを見事撃退し、
無事に憂いを取り除くことに成功した。
和也もこの間、ここに引っ越してくることに 同意してくれてたみたいだし
これで いよいよ 一緒に暮らすことが出来るんだ、と浮き足立っていた俺
さぞかし喜んでくれるだろうと、ウキウキしながら和也のマンションを訪れたのに
予想と違う返事にがっくり気落ちして
かなりの努力を要して アイツの下から帰ってきた。
精一杯のかっこつけをしたけど ホントは辛くて泣きたい気持ちでいっぱいだ
俺たちが普通の男女のカップルだったのなら・・・
何の障害もなく もうとっくに結婚してるだろう。
些細なことで喧嘩することはあっても その都度ちゃんと乗り越えて 絆を深めて行くことが出来るはずだ。
でも現実は甘くない。
そこらのカップルよりもよっぽどお互いのことを想い合い、
理解したい、幸せにしたいと努力もしてるつもりなのに・・・