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同窓会 SN

第98章 甘い生活2 翔


2-1

「和也・・・もしかして怒ってる?」
「・・・別に怒っては ねぇけど・・・」

「ごめん・・・こんな時じゃないと なかなか改まって挨拶にも行けないから・・・」
「だから怒ってねぇ、って・・・・・・」


和也には 軽く顔見せする程度だというようなことを匂わせておいたんだけど、
実の所、俺は前々から二宮家にきちんと挨拶に行くことを考えていたので この機を逃してなるものかと、こっそりお母さんに電話して 3日に伺います、ということを前もって話しておいた。


最敬礼する俺を見て 和也も一緒に頭を下げているのを見たときは少し驚いたが、
帰りの車の中ではほとんど口を開かず。


騙し討ちを受けたような気分で 俺に対して腹を立てているんだろうか、と心配になる



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