同窓会 SN
第98章 甘い生活2 翔
和也は 困ったような顔をしながらもリラックスした雰囲気、
隣の女性はかなり酔っているのか、覚束無い足取りで 縋るように和也の腕を取った。
慌てたようにそれを振りほどきかけながらも、周りに何か言われ、
結局はそのまま歩き続ける・・・
それが何だか楽しそうに見えるのは俺の気のせいか?
その時信号が青に変わり、俺は嫌でも車を発信させなければならなくて・・・
未練がましく 最後にもう一度後ろを振り返り
雑踏の中を楽しげに歩く一群を 目に焼き付けながら
俺は 少々荒っぽくアクセルを踏み込んだ。