同窓会 SN
第103章 甘い生活7 和也
男友達と肩を組むのなんて普通だろ、と思いながらも
浮気がバレたような気分になってしまうのはなぜだろう?
「楽しそうだな・・・」
「・・・楽しかったけど・・・」
「お前こんなふうに笑顔で歌うんだな」
「へ?」
「俺の前では歌ったことないのに」
「それは単にそういう機会がなかっただけで・・・」
「嘘つけ、俺が誘ってもいつもお茶を濁すくせに」
「・・・だって俺歌うの得意じゃないし・・・」
「嘘だね、課の飲み会ではいつも歌ってるらしいってあおいさんから聞いてるぞ」
「それは付き合いだからだろ、俺だってサラリーマンなんだから輪を乱すようなことしないでおこうと思って・・・」
「・・・・・・」