同窓会 SN
第105章 家族2 翔
湿りけを帯びていた和也の声がだんだん柔らかくなり、軽口も飛び出したぞ
グッジョブ、俺
このまま空気を軽く明るく導くんだ!
柔らかい髪に指を差し入れくしゅ、っと握る
「さ、食おうぜ。せっかくの御馳走が冷めちゃうもんな」
「御馳走ってほどでもないけどな」
「お前が作ってくれるもんは何でも御馳走なの。いつも旨い旨い、って残さず食ってんだろ?」
「若干食い過ぎな気もするけどな、最近女子社員の評価、厳しいぜ?」
「ははは・・・そんなのどーでも。え、マジで?」
「マジマジ」
「・・・・・・」