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同窓会 SN

第110章 家族7 和也



「最初の頃出てたバグも無くなったし、いいセン行ってると思うんだけど」
「うん、センスのないヤツの設計は どうしてもごちゃごちゃしがちなんだけど、お前のはいい意味でシンプルだからな。チェックもしやすいんだ。」


もしも、今回の嫌がらせがそのライバル社の仕業だとしたら
翔の言うとおり、俺の仕事の邪魔をしようとしてるってことだし
ここで俺が辞めたりしたら まさに相手の思う壺だもんな


こうなったら絶対来週のコンペ獲ってみせるからな

珍しく闘志みたいなものが湧いて来た俺は 人目を気にするのはやめて 
翔とも密に相談しながら 連日営業チームと打ち合わせを重ねる



その間に、翔の依頼した興信所からも 随時調査報告が上がって来たみたいで
マンションに帰ってから 翔が報告書を見せてくれた

もう結果が出たのか
さすが優秀なとこは仕事が早いな


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