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同窓会 SN

第114章 永遠4 和也


4-1


出張に行く翔を送り出した後、俺は時間が許す限り家事をし、
密かにまとめ 隠しておいた荷物を クローゼットから出して机の上に置き いつものように出社した


翌日の夕方、
翔から連絡を貰い、今日は社に戻らないと聞いた俺は 
社内に残ってる人も少なくなった帰り間際 
こっそり社長室へ忍び込み 翔のデスクの上、決裁待ちの書類の一番上に 退職願と書いた封筒を乗せて 部屋を出る



翔・・・
俺はこれまで何度も何度も 辛く苦しいことを乗り越えてきたつもりだった

一つ乗り越える度に 翔との絆が強くなったのを感じたし
実際、俺はもう何があろうと翔の傍を離れない、と思ってた


・・・だけど やっぱり無理だったみたいだ




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