同窓会 SN
第115章 熱愛1 翔
あの時 その言葉に心が揺れたものの、
やっぱり俺はいつも和也を守りたくて
和也の前で「強い俺」「頼りになる俺」を見せてきた
勿論、どれもホントの俺であって、虚構を演じたつもりは無いけど、
意識してそう振る舞った事は確かだ
少しずつ積もった何かが崩れて、今 俺たちの間に溝を作ったのかな
それは埋められない程に 大きく深いものになってしまったのかな
いや、そんなことは無い、
あってたまるか
和也だって、言ってくれた
別れるんじゃない、少し距離を置くだけだって
また俺の下へ戻って来てくれるって