同窓会 SN
第115章 熱愛1 翔
その時、親父が薄っぺらい雑誌を手渡して来た
「何コレ・・・」
「4~5日前に出たゴシップ誌だ。偶然これを見た知人が私に教えてくれた」
ページが折られた箇所を慌てて開くと
「女優○○とイケメンIT社長のアツい夜!」
という安っぽいタイトルと粒子の粗いモノクロ画像
まさか、と言う想いで画像を凝視し、テキストを読むと
恰も、俺がその女性と交際中で、
デートの帰り タクシーに乗る女性と別れを惜しむように抱擁する場面だという説明
そこに写っていたのは確かに俺だけど
その女優と恋愛関係にあるなんてのは
勿論 真っ赤な嘘っぱちだ
「違う・・・こんなのガセだよ」
「どういう事なんだ?説明しなさい」
「これは・・・・・・」