同窓会 SN
第119章 再び1 和也
知らず知らずのうちに視界がぼやける程、
哀しくて寂しくて堪らないのに
不思議とどこかで納得してる俺もいて
でも、こうなったからには
俺が東京に居る理由は無い
名古屋に戻ってそのまま骨を埋めてもいいし、
それとも いっそもっと遠くへ行こうか
しまった、英語をもっと勉強しておくんだったな
そしたら海外へ行くと言う選択肢も持てたのに
いや、今からでも遅くはないか
せっかく翔の勧めでパスポートも取ったんだから
まずは渡米してしまって、色んなことは後から考える、と言う手もあるぞ
今の俺には それ位の行動力が必要なのかも知れない