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同窓会 SN

第121章 再び3 和也


3-1

「かず、ごめん、起きて」
「ん・・・」


俺が東京を去ると決めた土曜日の朝
自分がかけたアラームより先に 智に起こされた

時計を見ればまだ6時
春とは言え 早朝の空気は凛と冷たい


「・・・どうしたの?」


珍しく狼狽えた表情を見せる智に、これはただ事ではない、と緊張したけど
次に続いたのは 全く予想外の言葉




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