同窓会 SN
第126章 記念日1 和也
顔を動かさないようにして目線だけでそっちを見ると
カードの表を見た翔が 慌てて短パンのポケットにしまってる様子が目の端に映る
こっそりしまうのかよ!
てことは 見られてマズイものなんだ?
内心軽くショックを受けながらも
知らん顔して聞いてみる
「どうかした?」
「あ、ううん、何でも無い。お、具だくさん味噌汁、美味そう」
「あんまり品数たくさん作れないから 栄養バランス考えると いつも汁物が具だくさんになっちゃうんだけど・・・」
「いいよいいよ、俺こういうの大好き。いただきまーす」
いつものようにきちんと手を合わせ、
軽く頭まで下げて 翔が箸を取った