同窓会 SN
第128章 記念日3 和也
最初は 翔と二人して
「うっそ、めちゃラッキーじゃん」
「ほらー、やっぱ誕生日には特別フロアーだろ、って。
これ、神様の粋な計らいってヤツかな」
「いや、絶対違うから」
なんて浮かれて喜んだものの、
エレベーターで上昇しながら
もしかしたらこれは 神様じゃなくて
堤さんからのプレゼントなんじゃないかな、
と 思い当たった
あの人、こういうの好きそうだし
シャンパンだけじゃ物足りなさそうな感じだったからな
有難いけど 翔は何ていうだろう?と、考える
きっとビミョーな反応しそうだな
翔には明日、チェックアウトしてから言う事にしよう と決めた