同窓会 SN
第14章 ボジョレーヌーヴォー5 和也
5-1
今日の翔はイジワルだ。
わざとゆっくりしか手を動かしてくれないから、俺は高まるだけ高まっても そこからどこへもいけない。
もう、あおいさんのことが誤解だったのは よくわかったから
いつものように 俺を愛して欲しい。
なんだか俺ばかり欲しがってるようで、恥ずかしいのに
それを超えて、まだなお 翔が欲しいと思ってしまう。
男同士のくせに、って
あいつらはおかしい、って
世間に後ろ指指されてもいいよ。
俺は 翔さえ居れば 世界中敵に廻したって構わない。
だから 翔の望みを叶えてやるよ。
翔が見ろというなら見てるよ。
お前が 俺のカラダをどんな風に愛してくれて、どんな風に俺の中に入ってくるのか
その時、お前の瞳がどんなに優しく俺を見つめるのか
俺はずっと見て、この目に焼き付けるから