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同窓会 SN

第15章 プレゼント1 和也



「え、いえ、変だなんて。でも、普段 彼女の話とか全然しないし、何となく いないのかなぁ、って思ってただけで・・・。ごめんなさい。」
「あ、いや。別に謝らなくてもいいよ。俺なんかに彼女がいるって、不思議だよね」

「そんなことありません、二宮さんは仕事も出来るし、かっこ良くて優しいし、彼女がいて当然です。・・・そうですよね・・・いないワケないですよね・・・」
「あ、そう?・・・ありがと・・・」


なんとなく会話の方向がおかしくなりそうで 俺はこの話題を畳んで、当たり障り無い仕事の話をし始めた。

「えっと・・・昨日 課長が言ってた資料どこだっけ・・・真希ちゃん知ってる?」
「ハイ・・・このファイルに入ってます」

その後 午後の始業を告げるチャイムが鳴り、本格的に仕事に取り掛かったんだけど、
その日の夕方まで、真希ちゃんは なんだかずっと上の空だったな。


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