同窓会 SN
第17章 プレゼント3 和也
3-1
翔が出かけて暫くしてから、俺も起き出して
身支度を整え 買い物に出かけた。
こればかりは 翔にナイショで行かなくちゃいけないからな。
それは数日前の事
ネットでグッズを見ていてもピンと来るものが無かった俺だけど、バレンタインデーか・・・と考え始めて、そうだ、手作りのチョコレートケーキなんかどうだろう?と思いついた。
おかしいかな?
おかしいかもな。
でも翔の驚く顔を想像したら なんだかその考えはとってもいいアイディアみたいな気がしてきて、ウキウキとレシピを調べ始めたんだ。
今はネット社会
北海道や沖縄どころか、海外で作られてる物だって、そのほとんどは金さえ払えば手に入れられることが多いけど、俺が翔の為に作るケーキは世界で一つだけ
ちょっと気障な言い方すれば
俺にしか出来ない、オンリーワンのプレゼントってことだもんな