同窓会 SN
第17章 プレゼント3 和也
「う~ん・・・どうすっかなぁ・・・」
こっそり会社のプリンターを使ってプリントアウトしたレシピ
それを投げ出すようにして デスクに突っ伏してると またも真希ちゃんが声を掛けてきた。
「どうかしたんですか?二宮さん」
「あ、真希ちゃん。・・・何でもないよ・・・」
「これ・・・、ガトーショコラのレシピですね。それも結構本格的。まさか二宮さんが作るんじゃないですよね?」
「何でさ、俺が作るんだよ。でも、無理っぽいな~。」
「もっと簡単なレシピのも あると思いますけど」
「うん、でも、本格的な方が美味いかな、って思って。俺さ、取説とか読んで理解するの結構得意だと思ってたんだけど、なんかこれダメ。全然イメージ湧かないもん・・・」