同窓会 SN
第20章 プレゼント6 翔
すると和也も こう言いながら 俺に深い深いキスを返してくれる。
「ああ、絶対に、何があっても離すなよ」
そう言えば何日か前に、もしも和也の方から俺の手を離したがったら・・・と考えたこともあったっけ
もう、二度とそんなことは考えない。
今度、俺もネクタイを買ってもらおう
そして俺も和也の口から
「お前を一生離さない」
と言ってもらいたい
一生離さない、と縛り付けられるのが幸せだなんて、このトシになって初めて思ったけど
そこまで思える相手に巡り合えたことこそがホントの幸せってことなのかもな・・・
そんなことを考えながら 俺の手は 再び和也の身体を緩やかに撫で始めた。
END(第4部に続きます)