同窓会 SN
第2章 10年ぶりのアイツ1 翔
痛いのかな、痛いだろうな。
せめてコイツも 少しでも気持ちよくしてやりたい・・・。
俺は左手をベッドに着き、和也の身体に被さるようにして 前に回した右手でその昂ぶりを握りこみ、優しく扱いた、
いや、優しくしてやりたかったが、ホントはそんな余裕もなく、自分自身の快感とシンクロさせるかのように本能のままに手を動かし、和也を追い詰め、
「あっ、あっ、・・・かず、なりっ・・・もう、イク・・・」
「んっ、あっ、 あぁっ・・・あぁぁ・・・・っ・・・」
その唇から洩れる声に 少しずつ艶めいた色が混ざり始め、
和也のカラダが大きく震えた後に 二度三度と繰り返される強い締め付け、
それに誘導されるように
俺も 全てを吐き出した。