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同窓会 SN

第30章 独占欲3 和也



我ながら なんだか上の空、というかシャキッとしてない。

翔は怪訝そうな表情で 俺の顔を覗き込んできた。


「どうかした?あ、もしかして またあいつになんかされた?」
「あいつって・・・ああ、本郷君か。・・・ううん、なんでもないよ。さ、入ろうぜ、腹減ったよ」

「・・・ならいいけど・・・」


訝る翔の背中を押すようにして、ちらっと外を見ながら
俺はエントランスホールを 奥へと進んだ。



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