同窓会 SN
第42章 秘密8 翔
俺の乗ったエレベーターが10階についた時、
まさに和也が荷物を持ってこっちへ歩いてくるのが見えた。
よかった!
と思ったのも束の間。
隣には なんと大野智がいるではないか。
な、な、何で?
とっさに後ろを向いてしまう俺。
幸いなことに 俺の周りの人は10階で降りなかったので 俺は和也たちに気づかれることなく、何人かの乗客を乗せた後 再びドアが閉まった
エレベーターが下降を始めてから周りを伺うと 和也たちの姿は無い
たくさんの人が乗り込んできたため 和也たちは次のエレベーターを待ったようだ。