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同窓会 SN

第45章 危険な選択1 和也



「どうすればいいんですか?てゆーか、どうしてこれが翔に秘密なんですか?一緒に対策を練らないと」
「実は、櫻井さんには昨日、お話したんです。小さなところだから金でカタをつけられるでしょう、と。ですが断られました」

「翔が?な、なんで?」
「多分、その時はその時、と覚悟を決めてるんでしょう。嘘をついたり、お金で解決したりするのが好きじゃない、というのは櫻井さんらしい、という気もしますよね。」

「それはわかるけど・・・翔には会社もあるし、それに家族だって」
「そうでしょう?だからこうして二宮さんに相談させてもらってるんです。
記事が出るのを止めたいですよね?」

「も,勿論です。・・・いくらあればいいんですか…」
「300万もあれば向こうは手を引きますよ。櫻井さんなら簡単に出せる金額なんですけどねぇ」

「300万・・・」


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