同窓会 SN
第50章 大阪2 翔
2-1
突然 大阪まで連れてきたと思ったら、
どこへ行くでも無く、
公園のベンチでボーッとしてる俺と
ワケがわからないだろうに、
何も訊かずそんな俺に何も訊かず
付き合ってくれる和也。
一緒に居て欲しいくせに、詳しい理由は
話したくない、と言う気持ちを
きっと和也はわかってくれてるんだな
そう思うと 改めて感謝の気持ちが湧く
それと共に、そんな和也に甘えてないで、
きちんと話すべきだとも。
でも、今の俺の気持ちを ちゃんと説明できるだろうか
それはとても難しいことだけど、
自分自身の気持ちの整理のためにも
必要なのかもしれない
一生 誰にも言うつもりのなかったことを、
俺はポツリポツリと話し始めた。