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同窓会 SN

第5章 10年ぶりのアイツ4 和也


4-3

よっぽど急いでるらしいな

俺は 翔が開けっ放しで出て行ってしまった寝室のドアを見つめながら またベッドに横になった

翔の温もりがまだ残っている


でも、そんなに急いでる時でも「シャワー借りる」だなんて。

ここは俺が住んではいるけど、元はと言えばアイツの持ち物なんだから、もっと我が物顔に振る舞ってもいいと思うんだけど、

アイツはいつも来る前に必ず
「今から行ってもいい?」
と電話してきて、
今みたいに1人でシャワーや風呂を使うときは 必ず俺に断りを入れる


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