同窓会 SN
第5章 10年ぶりのアイツ4 和也
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よっぽど急いでるらしいな
俺は 翔が開けっ放しで出て行ってしまった寝室のドアを見つめながら またベッドに横になった
翔の温もりがまだ残っている
でも、そんなに急いでる時でも「シャワー借りる」だなんて。
ここは俺が住んではいるけど、元はと言えばアイツの持ち物なんだから、もっと我が物顔に振る舞ってもいいと思うんだけど、
アイツはいつも来る前に必ず
「今から行ってもいい?」
と電話してきて、
今みたいに1人でシャワーや風呂を使うときは 必ず俺に断りを入れる