同窓会 SN
第59章 新年1 翔
「うん、いい加減お節にも飽きたところで 洋風なものを、と思って」
「あ、いいかも。やっぱりお節や雑煮とか、和食が続いたからな。」
「だろ?いくら好きでもやっぱり続くと飽きるもんな。ほらお前の好きなハンバーグだぞ」
「デリカテッセンだけどな」
「あ、テイクアウトだからってバカにすんなよ、これミート矢澤のだぞ。高いだけあって和牛のいい肉使ってるから、マジで旨いんだからな。それに他にも ピザとかグラタンとか」
「はは・・・カロリー高そうなもんばっか。だけど楽しみだな、はやく食いたいよ」
二人して わいわいとテンション高く皿を出したり、レンジであっためたり湯煎にかけたりの 調理とも言えない調理開始
・・・ま、要するに、買って来た出来合いのものを温めるだけなんだけど 二人で食べるってとこがポイントだからな。
つまるところ、和也と食べれば 何でもご馳走なのさ、と 新年早々可愛いコトを考える自分に大満足
って。
素面とは思えない程 ふわふわ甘ったるい俺、
今年もこんな感じで 和也に酔わされる一年になりそうだな・・・