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同窓会 SN

第63章 新年5 翔



「じゃあ、せめて大御心とお守りだけでも」
「わかったから早くしろよ、寒いんだから・・・」


そこで大御心を引き、たくさん並ぶお守りの前であれこれ迷う。


「何迷ってんの?俺これにしようかな」

そう言いながら 黄色の根付を手に取る和也。

「ああ、先に買ってこいよ」



俺の方は・・・和也に見えないように こっそり夫婦用の「相和守」を手に取った。


和也、喜んでくれるかな、それともこんなの買ったと知ったら馬鹿にされるかな。


あれこれ考えながら 明治神宮を後にした。


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