同窓会 SN
第64章 新年6 和也
6-1
自他共に認める出不精の俺が
このクソ寒い中 人ごみ必至の初詣に来てるなんて
我ながら 信じられない
俺って翔のためなら何でもやるのか?と 考えたら
おかしくて口元が緩む。
この調子だとそのうち 翔の計画する分刻みの海外旅行とかにも 行っちゃう日が来るのかもしれないなぁ・・・
それはそうと、翔が連れてきてくれたこの店
すごく美味いし雰囲気もいい。
きっと高いんだろうけど・・・
たまには俺が奢っちゃおうかな、
なんて
普段の俺ならまずありえないことまで考えてしまうほど
上機嫌になってる。
我ながら、自分の浮かれように ちょっと引くくらい驚くぞ