
同窓会 SN
第68章 新年10 和也
今は 何もないって信じてる。
だけど、目の前に 昔の恋人かもしれない人が現れて 平然としてられるほど
俺は器が大きくないんだ。
もう少しだけ 時間が欲しい。
もう少ししたら きっと何もなかったような顔をして 普通に話せるようになると思うから・・・。
もう少しだけ
もう少しだけ
そんな風に 自分に言い訳しながら 何日か過ごした後の金曜日
やっぱり向井さんのとこには行きたくなくて、
と言うより、あんなこと聞いておいて どのツラ下げていけばいいんだよ、って感じで
智に教えてもらった 別の病院で診てもらった帰り道。
