同窓会 SN
第70章 呟き1 智
1-1
パラオの土産を渡すために会った時、かずは様子がおかしかった
ぼーっとして、何を話しかけても上の空、
まさか マジで向井先生に口説かれたんじゃ・・・?
「え?何言ってんだ?違うよ・・・」
「ホントに?」
「ホントだよ、ありえないありえない・・・」
「それならいいんだけど・・・」
だけどその後も かずは何となく元気が無くて
結局話も弾まないまま かずをマンションまで送って終わり。
「ありがと・・・上がってコーヒーでも飲んでけばいいのに」
「かず 疲れてるみたいだから今日はやめとくよ。また今度な」
「うん、じゃあな、おやすみ」
「おやすみ」
かずが元気ないと 俺もなんだか元気出ないよ。
なんだかとっても気になって、また会いたくなる。