テキストサイズ

同窓会 SN

第76章 桜6 翔



笑いを含んだ顔のあおいさんに促され、俺は和也を社長室に呼び、残り4名にはあおいさんから断りのメールを送ってもらうことにする。

当然ながら 最初に立候補してくれた新人秘書の子は面白くなさそうで 気分転換にでもなれば、と 営業に出るところだった松山くんのアシスタントとして 急遽外出してもらうことにした


「それじゃ 行ってきます」
「行ってらっしゃい、頼んだよ」


営業部でも一二を争うイケメンに同行、と知った途端 ご機嫌も直った様子
あおいさんも彼女が出かけた後で 苦笑いをする


「社長、モテますね。彼女 何かにつけてアピールしてますもんね」
「・・・わかってるならもう少し助けてくれないかな・・・あの手この手で来られて 俺ちょっと疲れてんだけど・・・」

「私が邪魔したら 嫉妬してると思われるのがオチです。既婚者のくせに 社長を狙う尻軽女なんて噂を流されたら 困りますから」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ