同窓会 SN
第79章 桜9 和也
「知らなかったんですか?」
「はぁ・・・すみません・・・」
「いえ、別に謝らなくても・・・」
「私たちは知ってて入ってきてるんだし・・・ねぇ・・・」
「はぁ・・・」
ダメだ、いたたまれない・・・
出たい・・・
けど 彼女たちに全裸を晒しながら出る勇気はない・・・
でも いつまでもここにこうしてると 彼女たちがお湯から上がるところを見たいがために粘ってる、と思われるかも?
悩んだ末に さりげなく前を隠しながらお湯から上がるしかない、と決心した。
そっちに視線を向けないように、でもあからさまに背中を向けすぎないように、
なるべく自然に見えるように、と、細心の注意を払ってお湯の中を移動し、
縁まで行ってから一大決心をして立ち上がるが。
・・・視線を感じるのは 絶対気のせいじゃないと思う・・・・・・
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