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同窓会 SN

第80章 桜10 翔


10-2

「あのさ~・・・」

敷きっぱなしの布団に寝転んだ和也が 腕を頭の下で組んで顔だけこっちに向ける。


「ん?どうした?」
「さっき・・・風呂で俺も女の子のヌード見ちゃったんだけど・・・・」

「うん」
「何も感じなかったんだよね・・・」

「うん」
「つまり・・・俺はきっともう女の子を抱くことなんて ないんだなぁ、とか思って・・・」


何が言いたいのか 朧げながらわかる気がする俺は 和也の隣に片肘ついて横向きに寝転び、そっと額の前髪を払ってやった。



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