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思わず口からでた思いに、輝穂ちゃんは怪訝な顔をした。

「簡単に作れるよ？」

「そうかもしれないけど…ううん。やっぱ、いい」

今、着たいんだもん。

今着たら、ペアルックみたいになるじゃない!?

小さくため息をつくと、先生が皆に呼びかけた。

「女子、髪の長い子は結わきなさいよ」

「やっぱりね」

「そう言うだろうと思った」

水城ちゃんと絢音ちゃんが顔を見合わせて苦笑いを浮かべる。

二人とも肩より長いもんね。

「いいんだけど、跡がつくのが嫌」

「ゴムよりシュシュの方が跡つかないよ」