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好き心少なからず

第24章 君さえ良ければ~姉ヶ崎×田口~

「え!?」

一瞬、何を言われたのか分からなくて、田口君を見つめてしまう。

乗る?って…自転車に?

「送るよ」

送る?

私を?

自転車で?

「何で!?」

あまりに驚きすぎて、目を見開いてそれだけを聞いてしまった。

そんな私に、田口君はぷっと吹き出して笑うと

「えっと、そうだな…。一人歩きは危ないし、疲れてるだろうし、自転車あるから?」

「え、いいよ。大丈夫!」

自転車で二人乗りなんて!

付き合ってもないのに、そんなのしないでしょ!?

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