
好き心少なからず
第40章 キスしたい~梶×宮下~
二階にある花夏の部屋に案内された。
白い壁にブルーのカーテン。
その隣に、グレーとターコイズブルーのストライプの柄のシーツがかかったベッドがあった。
「適当に座って。何か飲み物持ってくる」
「え…いいよ」
片付けでガタガタしてるんじゃないのか?
「冷たいのでいいよね?」
花夏は俺の言葉も聞かず、さっさと出ていった。
「何か…落ち着かねぇ…」
初めて訪ねた家の、女の子の部屋に取り残されるのがこんなに居心地の悪いものだったなんて。
これもきっと、あの段ボールのせいだ。
白い壁にブルーのカーテン。
その隣に、グレーとターコイズブルーのストライプの柄のシーツがかかったベッドがあった。
「適当に座って。何か飲み物持ってくる」
「え…いいよ」
片付けでガタガタしてるんじゃないのか?
「冷たいのでいいよね?」
花夏は俺の言葉も聞かず、さっさと出ていった。
「何か…落ち着かねぇ…」
初めて訪ねた家の、女の子の部屋に取り残されるのがこんなに居心地の悪いものだったなんて。
これもきっと、あの段ボールのせいだ。
