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好き心少なからず

第6章 読書タイム~栗原×速水~

それから、バス停まで歩き、バスに乗ってからもずっと話をしていた。

彼女の名前は、速水柚希(はやみ ゆずき)。

予想通り、三年生だった。

でも、彼女の事はそれだけしか聞けなかった。

あとはずっと本の話で…

でも、彼女の人となりを知るには、そっちの方がよく分かるような気がした。

「やっぱり思ってた通り」

「え?何が?」

彼女…先輩がクスッと笑い

「こんな風に本の話が出来て、思ってた通り楽しい」

思ってた通り?楽しい?

それって…!

「本の趣味とか、好きなものとか、似てるなってずっと思ってたから」

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