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好き心少なからず

第7章 答え合わせ~新田×二階堂~

「新田くん」

音楽の選択授業の為に教室移動している時。

後ろから呼び止められて、心臓がぎゅっと縮まった。

声で分かる。

二階堂絢音だ。

声の方向を振り向けば…あ、やっぱり。

「何だよ」

「今度の球技大会の事なんだけど」

ああ、明日の学活の議題な。

「役割分担とか、配分だけでも早目に決めておいた方が明日楽じゃない?」

「そう…だね」

全く。

そういう事には気が回ると言うか…根回しが上手いよな。

元々頭がいいんだろうけど…。

「じゃ、今日、放課後に決めましょ?」

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