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友達から恋人へ

第1章 ~友達から恋人へ~

~良縁(りょうえん)高校・屋上~

「……。」

僕の名前は、日暮明人(ひぐらしあきと)。

高校1年生で、今日この良縁高校に転校して来たんだ。

だけど、身長157のチビで大人しい性格のせいか、早速クラスの不良2人組に目を付けられた。

ちょうど、休み時間1人で誰もいない廊下を歩いてるとこに話しかけられ、屋上まで連れて行かれた。

「何か用なの…?」

僕は、2人組に聞いた。

「お前、転校早々くれぇんだよ!」

「テメェみたいな暗い奴見ると、ウザくてイジメたくなるんだよ!」

「その、ゴメンなさい…。」

僕は、怖くてとりあえず謝った。

「まぁ、良い」

そう言い、不良の1人はもう1人の不良にアイコンタクトを送る。

「お前、このままじゃ他の奴に目を付けられて、イジメられちゃうぞ?」

「俺らが、守ってやるよ」

「1ヶ月、1万だ」

「え…?」

あぁ…。

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