
すきってきもち
第2章 もう一歩
。
「百合さんのばかっ」
「そう言われても……」
困るよ
「百合さんさ、俺のことどう思ってる?」
「どうと言われても……」
可愛くて優しくて時に子どもぽくて
手のかかる……甥的な?イヤイヤ失礼だよ私!
白状すると、あの日の事で喋れなくなったり
会えなくなったりするのが嫌で、
意識しないようにしてる
心の中じゃあたふためいて大変な騒ぎ
顔に出てないだけでも褒めてほしいレベルで
あんな醜態さらして普通にしてられないから
忘れたことにしてるの
関係が途切れるのだけは避けたくて
このモヤモヤを言葉で表すには、難しい
私の語彙力では足りない
四六時中レイさんの事で頭がいっぱいなんて
口が裂けても言えるわけないし
だって、所詮 私はお客でしかないわけで
それ以上でも以下でも……以下かも
一生懸命悩むけど答えは出てこないの
胸が締まって苦しい
「ごめんねレイさん、答えられない」
とても答えが見つからないの
「そっか、、そうだよね!
変なこと聞いてごめんね!気にしないで」
無理して笑わせてるのは私?
「今日は……もう帰ることにする」
この状態に身を置いてられない
自分のモヤモヤが大きくならないうちに
私はレイさんから、
ホストとお客っていう関係から
手を引くことが最も正しい判断だと
そう、あなたの苦しそうな笑顔を見て
思ったの
もう来ない、会わない
ホストクラブなら他にも沢山あるもの
男性に慣れる為に来たんだし
色んな方と会ってみなきゃでしょ?
裕一郎さんがいい人なら
明恵ちゃんは安心だし
さっき『帰ってきました』の連絡が
珠菜ちゃんから届いた
ここにいる意味もない
「ダメっ!」
「ごめんなさい、明日も予定あるの忘れてて、、、」
掴まれた腕が緩んだ一瞬に
会計に急ぐ
「帰っちゃ……嫌だよ……」
「百合さんのいじわる……ばかっ」
"こんなに好きにさせて……ひどい"
彼の気持ちも知らず_____
。
「百合さんのばかっ」
「そう言われても……」
困るよ
「百合さんさ、俺のことどう思ってる?」
「どうと言われても……」
可愛くて優しくて時に子どもぽくて
手のかかる……甥的な?イヤイヤ失礼だよ私!
白状すると、あの日の事で喋れなくなったり
会えなくなったりするのが嫌で、
意識しないようにしてる
心の中じゃあたふためいて大変な騒ぎ
顔に出てないだけでも褒めてほしいレベルで
あんな醜態さらして普通にしてられないから
忘れたことにしてるの
関係が途切れるのだけは避けたくて
このモヤモヤを言葉で表すには、難しい
私の語彙力では足りない
四六時中レイさんの事で頭がいっぱいなんて
口が裂けても言えるわけないし
だって、所詮 私はお客でしかないわけで
それ以上でも以下でも……以下かも
一生懸命悩むけど答えは出てこないの
胸が締まって苦しい
「ごめんねレイさん、答えられない」
とても答えが見つからないの
「そっか、、そうだよね!
変なこと聞いてごめんね!気にしないで」
無理して笑わせてるのは私?
「今日は……もう帰ることにする」
この状態に身を置いてられない
自分のモヤモヤが大きくならないうちに
私はレイさんから、
ホストとお客っていう関係から
手を引くことが最も正しい判断だと
そう、あなたの苦しそうな笑顔を見て
思ったの
もう来ない、会わない
ホストクラブなら他にも沢山あるもの
男性に慣れる為に来たんだし
色んな方と会ってみなきゃでしょ?
裕一郎さんがいい人なら
明恵ちゃんは安心だし
さっき『帰ってきました』の連絡が
珠菜ちゃんから届いた
ここにいる意味もない
「ダメっ!」
「ごめんなさい、明日も予定あるの忘れてて、、、」
掴まれた腕が緩んだ一瞬に
会計に急ぐ
「帰っちゃ……嫌だよ……」
「百合さんのいじわる……ばかっ」
"こんなに好きにさせて……ひどい"
彼の気持ちも知らず_____
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