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相葉くんの指が俺の胸の突起にそっと触れた。


その瞬間、また体の奥がずんと疼いて触れられた場所がジンジンして。


「びっくりした？大丈夫…？」


触られる度に過剰に反応する俺に、相葉くんも不安気な眼差しを向ける。


「…っ、ううん平気…、ぁっ！」


そう答えている途中でまた突起を摘ままれ、思わず声が出てしまい。


慌てて口元に手の甲を押し付けると、それを見ていた相葉くんの瞳が熱く揺れたのが分かった。


そしてふいに上体を屈めたかと思えば、途端に新たな刺激が訪れて。


「んぁっ…！なっ…」


反応する体はそのままに首を擡げてみると、捲られたパーカーに顔を埋める相葉くんが目に映り。


すぐに突起を舐められているんだと気付いて、急激に恥ずかしさが込み上げる。


「ゃだっ…あっ、やっ…」


ちゅっと音を立てて舌が這い回り、吸われたり指で捏ねられたりする度にジンジンと体が疼いて。


「はぁっ…かわいい、にのちゃんっ…」


同時にさわさわと脇腹やお腹を撫でられて、どうしたって反応してしまう体が恥ずかしくてしょうがない。


必死に手の甲を押し当てて堪えても、絶えることなく訪れる刺激の波に逆らうことはできず。


ぼんやりする思考の中、まさぐる手がお腹の位置で止まりスウェットのゴムに指が掛かって。



あっ…！



「っ、待ってっ…！」


その感覚に我に返りぐいっと上体を起こそうとすると、それに気付いた相葉くんが顔を上げて体を寄せてくる。


そしてちゅっと優しいキスが落ちてきて、そのふいの行動に力が抜けてぽすっと枕に頭を落とした。


肘をついて真横からじっと見つめてくるその瞳から目が離せない。


「今日はにのちゃんをくれるんでしょ…？」


右手でゆっくりとお腹を撫でられながら囁かれ、またぴくんと体が反応する。


「だから…
こっちも触っていい…？」


するっと移動した相葉くんの手がスウェット越しに中心を撫でて。


「あっ…！」

「ねぇ、いい…？」


熱を帯びた瞳と吐息に思わずぶるっと体が震えた。



そうだよ…


今日は相葉くんに…


俺のこと全部…あげるんだから。



至近距離のその瞳を見つめ返して、こくんと静かに頷いた。