 
Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第1章 幼く・・・儚く
結果…誤解だったけど
(マジでうろたえたのが悔しい)
弟を茶化そうとして
逆に茶化された~感の否めないオレは
取り残された場の空気に
若干気まずい
『滝川くん
弟さんいたんだね♪
ソックリ過ぎて
本気でわからなかった(笑)
フツーに話しかけちゃって
~~恥ずかしいなあたし』
『~~・・・ぁ
ところで、アイツ・・・』
しきりに何を言ってたんだ?
リョウキのヤツ
『え?・・・あぁ、うん
〃送ってくれる〃って…
言ってくれて
ふふ…優しいね
驚いちゃったよ』
『・・・』
アイツ・・・。
兄貴と間違えられて
偶然接触した子を
日も暮れて暗いから…って
送って行くとこだった・・・らしい
ボソボソとハッキリ言わないで
カンナに気付かれないように
顎をしゃくりあげては
彼女の方を指したり
時計を指したり
〃『夜道危ねぇぜ
オマエの知り合いなら
オマエが送ってけ
空気読めコラー』〃
とかって?
そんな事を言ってたらしかった
クッソ・・・
リョウキのクセに(笑)
 
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