テキストサイズ

Best name ~ ひまわりとの約束 ~

第14章 振り向けば・・・いつも君だけが

聞いていた店の近くに車を停めて

連絡を入れて待つが・・・




『・・・来ないし』




なにやってんだよ?




オレは渋々…店に向かった




『・・・?』



いない?

この店じゃないのか?




なんて右往左往してると






『それはね…ぇ、~確かに

そんな野心家なんかじゃないほうが

お婿さんには最適だよ?…』



「サクラコ~…もうわかったから」


「あーぁ、なんかうまくないの最近」


「もぉタクシー乗せちゃうよ?」




・・・ひとつ隣のビルから

両腕を抱えられて

サクラコが出てきた






∥あ・・・∥








『あたしは・・・べつに

いざとなったらぁ…病院なんか

継がなくても良いの~…

だって、あたしの人生でしょぉ…

ねぇ?・・・~』




「わかったから(笑)サクラコ」






・・・(苦笑)



オレは少し小走りして

声をかけようとする







『それは…どっちでもよいけどさ

・・・それでもね・・・~

∥アレ∥だけは・・・ナシだよ』







『サクラ・・・… …』



オレは思わず足が止まった








『あたしは・・・

ケイゴの目の前にいる、あたしは

死んだひとにも劣っちゃうの?』







「飲み過ぎだよ・・桜子~

何いってんの・・・」




「って・・・ちょ、ねぇ」






『・・・』



桜子を連れ出してきた仲間が

ようやくオレに気付いて

彼女を引き渡しに来た

ストーリーメニュー

TOPTOPへ