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Best name ~ ひまわりとの約束 ~

第2章 きいろい花

『ケイゴくん・・・!こっちこっち!』



『・・・』





ほとぼりがさめるまで

ちょっと〃逃亡〃したかったオレは





苦肉の策で

消去法で




なぜか・・・よりによって




そのお節介オンナに連絡してた










まぁ理由なんかなんでも良かったけど



手のつけられない宿題が

片付くなら

まぁ…それもアリかな?

なんて・・・思って









だから


ビビってないって


担任のセンセーなんてさ?(笑)










『ぷっ・・・』




『?・・・なに?』






大工のムスメが・・・なんか笑う







『ふふっ・・・あ、ごめん

えっと…〃数学〃(笑)以外は?

終わってるの?宿題』





『いや・・・』




なワケなくない?






『ぷっ・・・ふふっ

一番に持ってくるの〃数学〃なのね』





『は?』






『松野先生コワイもんね?(笑)』







『誰ソレ?』







『・・・あなたの担任の先生でしょ(苦笑)』






『そーだっけ??』






『ほんっと人の名前覚えないのね?』






『いーから・・・早く』



オレはカンナに向けて
手を出して催促した





『うん、どこ?わかんないとこ』





『は?』






『???・・・は?って』






『つぅかさ…なんでお前〃手ぶら〃なの?』





『私?だってもう宿題は
とっくに終わってるし・・・』





『ん・・・だから、その
〃終わったヤツ〃・・・』





『???』






『お前、手伝うって言ったじゃん?』






『うん・・・だから、教えるって』








『いや…手伝うって言ったらさ

フツー・・・〃丸写し〃だろ?』








『・・・』






ちーーーーーーん








・・・とか言う効果音が

ガチでしてきそうな

カンナの顔

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