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Best name ~ ひまわりとの約束 ~

第16章 オトナになる事・・・麻痺する事


「だからさ、そもそもヒマワリってなに

なんの隠語だっけそれ~?」




「クスクス…だって、あの子

名前がさ・・・~~逆さ読みするとさ」




「あはっ、そゆことか!?確かにね~

読み違えるよね?親がおバカだったのかなぁ」




「∥暇ワリ∥だから当直たのんでも

大丈夫なんだよ~♪♪♪」




「ヤッダ…!バカぁ♪~…確かに?!

でもヒマワリさ・・・【ひなた】ってよりも

【ひかげ】って感じだよねぇ?!(笑)」





「悪口ハンパないのどっちよ!!(笑)」









『・・・』




∥向日葵∥・・・・・・。




・・・ひまわり?











『へぇ・・・~向日葵(ひまわり)…?

・・・。・・・。ひまわり・・・

ヒマワリって・・・漢字あったんだね♪』







ナースステーションの看護師が

何やら盛り上がってる(?)現場に

ついうっかり顔を出して

ボクは彼女らが殴り書きしていた

その見慣れない漢字を目に止めた。







「い・・・?」


「あ・・・?」






『・・・』




漢字・・・・・・あったんだ。








「たたたっ…滝川先生っ…?!」





『お疲れさま・・・♪』






「~~!!」

「〇♯%▲#@~~」



何やらバタバタと

気まずそうに慌てるナースちゃんたち




見たところ、また、どうせ?(笑)

いじりやすい同僚でも茶化してたのかな♪




まぁ・・・そんなことは

どうでも良いんだ




ボクには別に

関係ないからさ。




『◯◯さんの検査結果って

出てるかな?♪』





「あ・・・は、はいっ…えっと」

「ぁ…こ、これです…っ」




『ありがと♪…お疲れさま~』



ナースちゃん同士がいざこざしようが

仕事なすりつけ合おうが

ボクには関係ないからさ…♪

好きにしておくれ♪って感じだけどね



まぁ・・・せいぜい

業務に支障がないように

節度は持ってね♪…ってとこかな

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