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Best name ~ ひまわりとの約束 ~

第2章 きいろい花

『あの・・・っ、ごめんなさい!』




気付くとカンナは

ひまわり園のおじさんの元に走って

無惨にもげたひまわり(オレがもいだんだが)

を持って謝っていた








あ・・・ヤベェ





なんて今さら思ってると




カンナは…気まずそうに

それでいて笑顔で戻ってくる





おじさんは…呆れながらも
許してくれて

もぎ取った花を
枯れないように処理して

カンナに持たせてくれていた





『・・・よかったじゃん』





『~~よくない!!
少しは反省してよね?!』





『(笑)・・・すんませんっした』



オレはおじさんに向けて
頭をさげた







『もぉ・・・(苦笑)』


半分怒りつつも

カンナはひまわりを手に

嬉しそうにしていた





『好きなんだろ?…喜べよ(笑)』





『~~・・・』





『ぷっ・・・』





『種が取れたら・・・分けてあげる♪』







『ちっともいらない(笑)』






『あ、でも…植える場所は

気をつけてっておじさんが・・・

ほら、おっきくなるから?』







『・・・聞けよ(笑)』









『ひまわりって・・・必ず

必ず・・・〃太陽の方〃向いて

咲くんだって・・・♪』








『・・・』








『なんか・・・それも好きなのあたし』









だから・・・なんなんだかなぁ



コイツ・・・(笑)

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