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Best name ~ ひまわりとの約束 ~

第19章 僕の・・・歩む道

『ふふ・・・わたし・・・本当に

滝川のお家に来られて・・・良かったです』




不意に箸を置いて

アイルちゃんは穏やかな顔で呟く





『・・・』



相変わらず・・・と言うか

あまりに素直で純情なその言葉に

ボクらはもれなくドキッとすると言うか

返す言葉に困ってしまっていた





『ふ・・・ふつうは・・・その…っ

ょ・・・世が世なら…こんな

ワガママで…ダメな嫁は・・・

即刻追い出されてもおかしくないはずだと…っ』






カックン、カックンとした?

半ば棒読みのような

言い慣れてない感、全開の

みょうちくりんな言い回しに・・・





『・・・~ブッ!』


『ウッ・・・ホン…っ!』


『ヴハ・・・っ!』




耐えきれずに家族全員

味噌汁を吹き出した(苦笑)





『ゲッホ…ゲッホ・・・~~(苦笑)

ちょっと~・・・あなたねぇ』




『ゥッホン・・・ゴホッ・・・プププ』




『~~~・・・(笑)』




いや~・・・人ってのは

その本質って…変わらないものだよね?♪






『・・・???』



目をクリクリさせて皆を見るアイルちゃん






『~これだけは、なんとかして~?

ケイゴ~~?(笑)・・・』




『ぃや、それ…

オレに振らないで母さん?(笑)』






リョウキがいれば

∥いつの時代の生まれだよオマエ~(笑)∥


とでも

ガッツリ、ツッコミ入れてくれるだろうが



さすがにボクにはできなかったよ(笑)




思わぬところで炸裂する

そのド天然ぶりにツッコミを入れるなど

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