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Best name ~ ひまわりとの約束 ~

第20章 あの夏の・・・約束

「ヒマワリさ~ん?…はどこだ?」






トン・・・

ボクは不意にナースちゃんの隣

机に肘をついた




『・・・ふぅん・・・看護師も

中々の人手不足なのかな♪?』





「・・・は?」

「・・・ぁ」





『ほぉ~~…当直続きにこの配置じゃ

そりゃみんな大変だよねぇ・・・』




ボクはその勤務表を眺めて

とっても白々しく(笑)

その場に紛れ込んでみる





「せ・・・先生?(苦笑)…いつから」





『・・・(笑)』





にこぉ~・・・ニコニコっ?




『ふむふむ・・・これは大問題だねっ?!

いや大変だ!すぐに看護師長に話して

あ、それから理事にも人員の確保を…

うん!そうだね?!…そうしよう♪』






「ゃゃゃゃゃっ・・・ちょっと先生?!」




『ふふん♪大丈夫大丈夫♪

ボクは婦長とは相思相愛だからっ(笑)(笑)

きっと力になってくれるよっ???』





「せ・・・先生っ?!」




「ぁ~…あたし、検温行ってきます~」




「ぁ!…ちょっと・・・待っ…」






『・・・~(笑)』



ナースちゃんたちはそそくさと解散した





やれやれ♪懲りない子達だ

まったくしょうがないなぁ




『・・・フゥ…♪』





『・・・クスクスクス』





『・・・?』


さっさと場を後にするボクの視界に

柱の陰に隠れて笑ってる声が聞こえる

(笑いすぎじゃない?バレバレだし)




・・・よく見ると


ヒマワリさんことブッチー



ブッチーこと…アオイさんが



(※長いな)





顔を真っ赤にして

声を押しころして笑ってる

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