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今日も明日も 2nd season

第1章 見えない鎖 Ⅸ


その日は、朝から太陽の光が降り注ぐ
雲ひとつない晴天だった

時間に捉われないくせに決まった時間に起きてしまう俺は、まだ眠っているかずくんを起こさないように静かにベッドから抜け出した


「ん……」
ベッドが揺れ、かずくんが小さく身動ぎする

起こしちゃったかと少し見つめていると、再び規則正しい寝息が聞こえてきて


…良かった。起きてない

ホッとして静かに寝室のドアを閉めた



正直なところ、1つのベッドに2人で寝るのは辛いものがある


だけどこの狭い部屋には余分なベッドどころか布団もないから、仕方ない

これが真夏なら、適当な言い訳して離れて寝る手もあったけど
…かずくんが離れて寝るのを嫌がるってのも大きな原因で


何度、隣に眠るかずくんに手を伸ばしたくなった事か

間近に感じる吐息に、逸る気持ちを無理矢理抑え付けてる事か


眠る時は少しの距離を保っているのに、大体気が付くとかずくんは俺にぴったりくっついている

その体温すらも、俺からしたら拷問みたいだった


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