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ねぇもう嫌・・・

第14章 先生と




「…っ」



台の際(キワ)にある手すりを掴んでいる私の手を、先生は優しく包み込んでくれた。


管が入り、立膝にされ、タオルを上から被せられた。



"管が外れちゃうからあまり動かないようにね~、おしっこ出そうになったら出しちゃってねっ"



割と年配の女性の看護師の声。



その女性看護師と先生が会釈する声。



誰に、この押し潰されそうな弱い私を訴えていいか分からなかった。






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